TV.実践女子学園
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子供の生活と保育 生活習慣(しつけ)と信頼関係(言葉)(1)
(収録 2005年)
Part2(後編)をみる
講師:松田 純子(実践女子大学 生活科学部 生活文化学科 准教授)
1.生活習慣生活をつくる〜生活習慣としつけ
乳幼児期の子供の生活について望ましい姿を考える必要。また、保育者の視点がいかに子供をとらえているかを述べていく。
日常的に繰り返される基本的な活動
食事、排泄、睡眠は人間の生理的欲求を満たす生活習慣
衣服の着脱と清潔は人が快適に暮らすための生活習慣
その5つが基本。
3歳の終わりごろまでに、「食事」は自分でお箸を使って食べられる、「排泄」についてはときに失敗することがあっても基本的には自分でできる、「睡眠」については大人の助けを借りて十分な休息を取れる、「着脱衣」については大人の助けを借りて自分で調節もしようとする。「清潔」については手伝ってもらいながら手を洗う、鼻をかみ、歯ブラシが使えるようになっていく。ある程度、身の回りのことができるようになっていく。小学生入学前までに、ほぼ自分で判断を伴ってできるようになっていく。
2.基本プロセス
観察
模倣
意識化(言葉による意識化)
<重要な発達の課題>
自己有能感
意欲
スモール・ステップ
子供の達成した喜び、共にうれしさを共有することによって、親も子供も次のチャレンジにつながっていく。
言葉かけと援助の積み重ねが子供の成長を促す。
3.生活文化を伝える
もう1つの基本的生活習慣の大切な側面
生活習慣が成り立って初めて1日を計画していくことが可能になり、やりたい遊びを夢中になっていく。これは学びが活発になっている証拠。子供の生活がしっかりしているかどうかが、最も重要な基本。
乳幼児期は、子供の生活リズムを大人のリズムと別にすべき。よく眠り、しっかりと食事を取ることが子供に大切。
大人の手助けの1例:眠る準備の手助け。テレビを消す、絵本を読む等。
夜になるとみんな眠くなってくるんだね、という雰囲気を作る
4.しつけ
社会生活を営む上で必要な行動を身につけられるよう、身近な大人が子供に対して行う行為。
子供が幼いときだけでなく、思春期それ以降にも必要。
子供と大人との人間関係(信頼関係)が大切。
しつけ、大人のルールを子供が理解できるとは限らない。しつけが成り立つというのは基本的な信頼関係が成立しているから。
親の指示に従うと、大好きなお母さんが喜んでくれる、もしくは怒られる、ということを子供が理解している必要がある。
関わり方の2つのモデル
子供の目線で子供を理解しようとする。子供が親近感を持つ
大人として毅然とした態度を示す。子供にモデルを示す必要
子供の生活と保育 生活習慣(しつけ)と信頼関係(言葉)(2)
(収録 2005年)
5.絆を深める〜人間関係とことば
あたたかい人間関係。子供の健やかな成長には信頼できる大人の存在が欠かせない。
保育者との信頼関係があって、初めての人間関係の中で子供は自分を発揮していくことができる。
保育者は子供にとって生まれて初めて身も心も委ねられる親以外の存在。
6.子供との良い関係の作り方
共感的理解-保育者の基本的態度
子供の表現の中に子供の心を見ることがある。
例)子供の絵。最初から評価すべき対象ではない。何かを描こうとして描きはじめるとはかぎらない。
Mちゃんの髪の変化が友達の注目。その喜び、それを保育の先生と共有したいと考えた。
例)子供の泣く行為
子供の気持ちを捉えて言葉にする。子供へのフィードバック。
子供は理解してもらっていると感じる。素直になったり、表現の仕方を安心して学べる機会。
子供の情緒をなぞる
大人が援助することで、自分で情緒をコントロールできるようになっていく。
感情を言葉で相手に伝えることを助ける。
保育者としての援助。
7.コミュニケーションの成立
他人の話を聞くことができない幼児が増えているように思える。
一方的に大人の話を聞かされることだけだった可能性。
毎日、少しずつでも話しを聞いてあげる。それが「聞く」態度を養う。
人間関係を作る力の基本。
例)絵本の読み聞かせ
子供との良い共通体験を作る機会。
例)Aちゃんの絵
お遊戯会に歩いていく場面。クラスの中で、Aちゃん自身も先生も友人全員も位置づいている。
人と人との関係を気づきはじめる子供にとって、言葉を大切にし、真剣に向き合う楽しさ。
保育は大変だと言われるが、大変だけれども、楽しい。子供から学ぶことを社会に伝えていくことがいまこそ大切。
なによりも「大好き」と飛びついてくる子供達に、本気で向き合う、子供と生活を楽しむことが心より思える社会。
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